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食の堕落を救え!

東京農業大学教授 小泉武夫
編著
奇跡の毒抜き–ふぐの卵巣の糠漬け

 

「あら与」7代目 荒木敏明が、『微生物を操る指揮者』と題して登場する。もちろん彼の職へのこだわり、「ふぐの卵巣の糠漬け」と微生物の関わりからそう名づけたものであろう。しかしこれは、小泉流の科学的アプローチからの読み物ではなく、随所に「スローフード」というキーから発せられる「ごくあたりまえの」食への拘りがほのぼのと、うかがわれる非常に面白い作品である。

 

[ ふぐの子の糠漬け ]
 この作品に登場する「あら与」ならではの珍味。先生は「誰に聞かれてもはばかることがないほど、堂々とした世界一のめずらしい食品」と紹介している。

 

 

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