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来たる5月19・20日は美川の“おかえり祭り”

藤塚(ふじつか)神社の春祭りとして知られる白山市美川の「おかえり祭り」は、700年前にはその原型があったとされ、今日のような姿で行われるようになったのは、美川が北前船で栄えた江戸中期の頃ではないかと言われています。お神輿と13台の台車(だいぐるま)が全町を巡行します。

19日は藤塚神社を出発して高浜御旅所に到着し、そのまま一泊して2日目の夜に御旅所を出発し、おかえり節の町内を通り、翌朝未明に藤塚神社に戻ります。初日の土曜日は、まだ真っ暗な早朝にラッパ衆による「招集ラッパ」が鳴り響きます。そして、若衆に担がれた神輿が、ラッパ衆と13基の台車(だいぐるま)と悪魔祓いの獅子の先導で神社を出発し、町内を練り歩きます。ラッパ衆も、台車の引手も、神輿の担ぎ手も、紋付・袴姿のいでたちです。台車は土曜日の21時ごろに御旅所である高浜に到着。神輿が到着するのは23時頃です。

20日の日曜日は、19時以降にお旅所を立ち、10年毎に巡ってくる「おかえり筋」と呼ばれる通り筋(神輿や台車をもてなす通り)を練り歩きます。

台車は3輪の曳山で、「美川仏壇」の技術の粋を集めたものです。漆や蒔絵で彩られた13台の台車と、鮮やかな金色の神輿が練り歩く2日間は、美川のまちが祭り一色に彩られます。

【Mikawa”Okaeri”Festival】
The annual festival of the Fujitsuka-jinjya Shrine which commemorates the history of the port which flourished with maritime trade over 200 years ago in Mikawa Town, Hakusan City.

 

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